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行政法を勉強し始めたころは、テキストを開くたびに見慣れない言葉に戸惑っていました。
読んでいるのに頭に入らないと、勉強を続けるのもしんどくなりますよね。
私自身もそうでしたが、条文の細かい文言まで覚えて、過去問の選択肢と見比べる学習法で得意科目になりました。
この記事でわかること
- 行政法が苦手だった私が、勉強で変えたこと
- 条文と過去問を結びつける復習の手順
- 行政法の中での、勉強の順番と分野ごとの進め方
- 独学で行き詰まったときの選択肢
講座選びから知りたい方は、先に行政書士予備校おすすめ8選で比べてみてください。
行政法が苦手だった私が、勉強で変えたこと

行政法を始めたころは、本当に苦戦しました。
テキストを読んでも、条文を眺めても、見慣れない言葉ばかり。
行政処分や不服申立てといわれても、日常で意識する機会が少なく、どんな場面なのか想像しにくかったんです。
苦手だし後回しにしてもいいのかな?
そう思いたくなる気持ちは分かりますが、行政法は配点が大きいだけに、苦手だからと避けては通れません。
だから私は、クレアールの杉田先生に言われた通りに学習を進めていきました。
行政法学習で意識したポイント
- 分からなくても、まずは一通り進める
- 最初から完璧に理解しようとしない
- 条文を何度も読んで、慣れる
- 間違えた選択肢は、どこが違うのかを確認する
すぐに理解できなくても立ち止まりすぎず、まずは教わったことを淡々とこなすようにしていました。
三つの法律がごちゃごちゃになった
行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法は、名前も似ていて、最初は頭の中でごちゃごちゃでした。
そこで私は、まず大まかに、次のように分けてみたんです。
- 行政手続法:行政が処分や行政指導をするときの手続きのルール
- 行政不服審査法:行政に対して、不服を申し立てるときのルール
- 行政事件訴訟法:裁判所で、行政と争うときのルール
細かい内容に入る前に「誰に、何をするための手続きなのか」を分けると、三つの法律を整理しやすくなりました。
条文をA4に印刷して、マーカーを引いた
杉田先生からは、行政法は「暗記分野」だと教わっていました。
そこで、行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の条文だけを、A4用紙に印刷したんです。
条文を印刷したあと、どうやって覚えていたの?
私は、印刷した条文のうち、間違えやすいところにはマーカーを引いて、細かい文言の違いまで確認していました。
最初は正直、かなり大変でした。
でも続けるうちに、過去問の選択肢を見たときの感覚が変わってきたんです。
- ここは条文と違う
- この言い方はひっかけだ
- この選択肢は消せる
ただ答えを選ぶだけでなく、選択肢のどこが条文と違うのかに気づけるようになってきました。
私の場合は、細かい文言まで覚えることが得点につながりました。
私のクレアールでの学習については、クレアール行政書士の評判|テキストは薄い?合格した私の体験談に書いています。
六法には、比較メモを書き込んだ
A4の条文とは別に、六法も常に傍らに置いていました。
こちらでは、関連する条文に印をつけたり、似た制度との違いをメモしたりしていました。
印刷した条文で文言を覚え、六法では関連する条文を比べる、という使い分けです。
たとえば、行政手続法18条のところには、行政不服審査法33条との比較メモを書きました。
写真で見てほしいのは、条文の横に書いたこの比較メモです▼

手続法・審査法・訴訟法は、似た言葉や制度が多いんですよね。
比較しながら覚えたことで、違いが頭に残りやすくなったと感じています。
六法を用意するか迷っている方へ、実際に使って役立った場面や選び方を別の記事にまとめています。
分からないまま進めるのは、不安ですよね。
私も初めから理解できたわけではなく、学習を進めながら少しずつ整理していきました。
最初の一読で全部を理解しようとせず、一通り学んでから条文の細かい文言を覚えていく方法もあります。
次は、この条文の学習を過去問の復習にどうつなげるかを見ていきましょう。
行政書士の行政法勉強法|条文と過去問を結びつける

条文を覚えても、問題で使えなければもったいないですよね。
過去問を解いたあとは、正解したかどうかで終わらせず、次の流れで根拠を確かめてみてください。
- テキストや講義で、その範囲の概要を確認する
- 対応する過去問を解く
- 間違えた選択肢の根拠を、条文やテキストで調べる
- 主体・条件・期限など、取り違えた箇所に印をつける
- もう一度解いて、誤りの理由を自分の言葉で説明できるか確かめる
何周したかより、「なぜ違うのか」を言えるかどうかを目安にしてみてください。
テキストへ戻るときの私のやり方は、行政書士 テキストいらないは危険?合格した私の結論に書いています。
過去問は、何年分やればいいの?
行政法は、まず10年分を目安に取り組む方法をおすすめしています。
ただし、年数を増やすこと自体が目的にならないよう、過去問の選び方や復習のポイントも確認しておきましょう。
解けないときの見直し方
同じ問題でつまずくときは、繰り返し解く前に「何が分からなかったのか」を一度確かめてみましょう。
| つまずき | 見直し方 |
|---|---|
| 用語や場面が分からない | 具体例や講義で、どんな場面の話かを確認する |
| 似た制度を混同する | 同じ項目で並べて比べる |
| 答えだけ覚えてしまった | 選択肢ごとに、条文やテキストで根拠を確認する |
| 範囲を広げすぎている | 使っている教材の基本事項へ戻る |
たとえば、用語の意味が分からないまま答えだけを覚えているなら、まずテキストの説明へ戻る方が整理しやすくなります。
どこで迷ったかを確かめてから復習すれば、同じところを漫然と読み返すだけで終わらずに済みます。
行政法はどの順番で勉強する?

復習の進め方が分かったところで、これから行政法を学ぶ方に向けて、分野の全体像と学ぶ順番も整理しておきます。
試験全体の進め方は、行政書士のおすすめ勉強方法|初心者向けの学習ロードマップにまとめました。
行政法は出題数が多く、やみくもに進めると混乱しやすい科目です。
下のグラフを見ると、行政法の比重の大きさが分かります。

行政法とはどの法令のこと?
行政法は、ひとつの法律の名前ではありません。
先ほど体験談で挙げた三つの法律も、この行政法に含まれるもので、試験勉強では次のように分けて学びます。
- 行政法総論
- 行政手続法
- 行政救済法(行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法)
- 地方自治法
進める順番の一例
初めてなら、まず行政法総論で、行政法全体の考え方をざっくりつかみます。
そのあとに、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法の順で進めると、流れが見えやすいでしょう。
ただし、使っている講座や教材に学習順序がある場合は、それに沿って進めてください。

行政法の分野別の進め方

ここからは、先ほどの分類に沿って、それぞれの分野で意識したい勉強のポイントを見ていきましょう。
すでに学習している方は、自分が苦手に感じている分野の復習に役立ててください。
行政法総論
内容が抽象的で、最初は何の話か見えにくい分野です。
最初の説明だけで分かろうとせず、過去問で具体的な問われ方を見てからテキストへ戻ってみましょう。
抽象的な用語も、判例や具体例と結びつけると、何についての話なのかをつかみやすくなります。
行政手続法
行政手続法では、まず次の区別を意識して読み進めましょう。
- 申請に対する処分
- 不利益処分
- 行政指導
条文知識が問われやすい分野なので、条文の言い回しと、手続きの流れを一緒に追ってみてください。
どんな場面の話なのかを思い浮かべると、覚えやすくなります。
行政救済法
体験談でも触れたように、行政不服審査法と行政事件訴訟法は、似た制度を混同しないことが大切です。
二つの法律を比べるときは、次のように同じ項目で並べると、違いを見つけやすくなります。
| 分野 | 復習で確認すること |
|---|---|
| 行政不服審査法・行政事件訴訟法 | 誰が、誰に対して、何を求める手続きかを整理し、期間や執行停止などの違いを同じ項目で比べる |
| 国家賠償法 | 賠償が認められるための要件と、判例で判断の分かれ目になった事情を確認する |
比べるときは、結論だけでなく、要件や例外もテキストと条文で確かめてください。
中でも行政事件訴訟法は特に重要で、記述式対策にもつながりやすい分野です。
地方自治法
条文数が多く、範囲も広いので、最初から全部を同じ深さで覚えようとすると苦しくなります。
まずは、次の4つから押さえていきましょう。
- 住民監査請求
- 住民訴訟
- 公の施設
- 議会と長の関係
行政法の独学で行き詰まったら、講義を試す方法も

解説を読んでも分からず、同じところで勉強が止まってしまうこともありますよね。
私の場合はクレアールの通信講座を使い、杉田先生の指導に沿って学習を進めました。
独学か通信かで迷っている方には、私が通信講座を選んだ理由も参考になると思います。
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行政書士は独学と通信どっち?私が通信を選んだ理由
講座を検討するときは、料金に加えて、講義の説明が自分に合うか、分からないところを質問できるかも比べてみてください。
予備校ごとの料金・教材・サポートは、下の比較記事でまとめて確認できます。
すでに受験経験があり、本試験が近い方は、行政書士の直前対策|最終短期集中講座や市販教材の選び方も参考にしてみてください。
講座選びから合格までの経緯は、行政書士独学可能?予備校選びから合格までの体験記全公開!にまとめています。
行政書士の行政法勉強法|苦手から得意になった体験談まとめ

行政法は配点が大きく、苦手のまま放っておけない科目でした。
私の場合は、条文を細かい文言まで覚えて、過去問の選択肢と照らし合わせることで、少しずつ得点源になっていきました。
まずは、過去問で間違えた選択肢に対応する条文を開き、どの言葉を取り違えたのか確かめるところから始めてみませんか。
完璧を目指さず、一通り進めて、条文と過去問を行き来してみてください。





