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※2026年11月5日時点では、2026年度の模試は受付や成績処理を終了したものが多く、2027年度の詳細も未発表のため、本記事は2026年度の実施内容をもとに比較し、新しい情報が発表され次第、追記・更新します。
模試って、料金以外に何を比べればいいの?
会場で練習したいのか、記述式の答案を見てもらいたいのかで、選ぶ模試は変わってきます。
この記事では、LEC・TAC・資格スクエア・アガルートの4社を、会場受験・成績表・記述式の添削・解説講義の違いから比べました。
この記事でわかること
- 目的別に見たLEC・TAC・資格スクエア・アガルートの選び分け
- 会場受験・成績表・記述式の添削・解説講義の違い
- 模試を2回受けるのがおすすめな理由と、受けた後の復習の進め方
行政書士の模試は何を確認したいかで選ぼう

模試は、料金よりも「受ける場所」と「受けた後に返ってくる情報」で選ぶと、失敗しにくくなります。
目的別|行政書士の模試の選び分け
- 会場で本番の練習をしたい・全国順位で弱点を確認したい → LEC
- 会場受験の選択肢を広げたい・記述式の添削もほしい → TAC
- 費用を抑えて、自宅で本試験形式の問題に取り組みたい → 資格スクエア
- 自宅で解いて、解説講義でじっくり振り返りたい → アガルート
どこが一番かを探すより、模試で何を確かめたいのかを先に決めると、迷いにくくなりますよ。
行政書士の模試4社を比較

2026年度の実施内容を、1つの表にまとめました。
| LEC | TAC | 資格スクエア | アガルート | |
|---|---|---|---|---|
| 商品名と年度 | 全日本行政書士公開模試 (2026年度) | 全国公開模試 (2026年度) | 公開模試 (2026年度) | 模擬試験 (2026年度) |
| 回数 | 全3回 (ほか直前模試あり) | 全2回 | 本試験形式の全60問 | 全1回 |
| 受験方法 | 会場受験・自宅受験 | 会場受験(全国27会場)・自宅受験 | 自宅(PDF) Zoom一斉受験の機会あり | 自宅受験のみ |
| 成績表・順位 | あり(全国順位・正解率) ※期限内の答案提出が条件 | あり(全国での順位・正答率) ※期限内の答案提出が条件 | 個人成績表・得点分布あり ※個人成績表は原則10/30までの解答データ送信が条件 | なし (点数・順位の通知なし) |
| 記述式の採点・添削 | 添削あり (成績処理の対象となる答案) | 添削あり (期限内に提出した答案) | 自己採点 (模範解答例・キーワード) | 個別添削なし |
| 解説講義 | あり (Web版・DVD版) | あり (Web配信) | あり (駒東講師) | あり (約6.5時間) |
| 受付状況 | 2026年度分は終了 | 2026年度分は終了 現在は資料販売(添削・成績表なし) | 一斉受験・成績表の期限は終了 公式ページは「好評販売中」の表示 | 2026年度版は販売終了 2027年度版は販売時期調整中 |
出典:LEC公式サイト/TAC全国公開模試/資格スクエア公開模試/アガルート公式サイト(いずれも2026年度の実施内容)
自宅受験でも、成績表や記述式の添削を受けるには、期限内に答案を提出する必要があります。
締切を過ぎると、成績表や添削を受け取れないことがあるため、申込のときは答案の提出締切も確かめておきましょう。
LECの行政書士模試|会場受験と成績表で弱点を確認

LECの模試は、行政書士の模試の中でも申込者が多い模試です。
出典:LEC公式サイト
LEC公式サイトでは、2025年度のLEC模試の申込者数が7,004名と紹介されています。
2025年度の本試験の受験者数は50,163人なので、単純に割ると受験者のおよそ7人に1人がLEC模試に申し込んだ計算です。
本番前に会場で練習できる
全日本行政書士公開模試は、2026年度は会場受験と自宅受験から選べました。
会場では、ほかの受験者と同じ空間で、決められた時間どおりに本試験と同じ形式の問題を解くことになります。
移動や持ち物の準備も含めて、本試験当日の流れを一度試せるのが会場受験のよさです。
成績表から復習の優先順位を考えられる
2026年度のLEC模試は、期限内に答案が届くと、個人成績表で全国順位や問題ごとの正解率を確認できました。
正解率が高いのに落とした問題は、多くの受験者が取れている基本事項なので、優先して復習したいところ。
記述式も、成績処理の対象となる答案は添削されるため、自分の書き方で点がもらえるかを確かめられます。
全国順位を見るときの注意
- 全国順位は、LEC模試を受けた人の中での順位
- 本試験の受験者全体での順位や、合否を約束するものではない
申込前に商品と受験方法を確認する
LECでは、全日本行政書士公開模試のほかにも、ファイナル模試や直前ヤマ当て模試など、時期の違う模試が用意されていました。
出典:LEC公式サイト(2026年9月27日時点の画面)
料金は商品と受験方法、解説がWeb版かDVD版かで変わるため、一覧の最低料金だけで判断しないのがポイントです。
LEC模試を申し込む前の確認
- 受けたい商品名(全日本公開模試・直前模試など)
- 会場受験か自宅受験か
- 解説がWeb版かDVD版か
- 成績処理を受けるための答案の到着日
\会場受験と自宅受験から選べる/
個人成績表で全国順位を確認
LEC模試の費用や採点の流れ、申込条件をくわしく知りたい方は、LEC模試の費用・採点・申込条件を解説した記事で確認できます。
TACの行政書士模試|全国27会場で受けられて記述式も添削

TACの全国公開模試は、2026年度は全2回で、全国27会場での会場受験と自宅受験のどちらかを選べました。
TAC公式ページでは、記述式の添削は誤りの指摘だけでなく、得点するための書き方まで示すと説明されています。
個人別成績表では、全国での順位や、択一式の問題ごとの正答率を確認できます。
TACの模試が向いている人
- 会場受験の選択肢を広げたい人(全国27会場)
- 全国順位と記述式の添削を、両方確認したい人
- 模試だけを申し込みたい人(模試のみなら入会金1万円(税込)は不要)
申込前に確認したい条件(2026年度)
- 成績表と添削済み答案は、会場は当日の提出、自宅は提出締切(TAC必着)までの提出が条件
- 締切後に提出すると、得点分布表と講評しか見られない
- 申込後は、会場や受験形態(会場・自宅)を変更できない
- 会場が定員に達すると、締切前でも受付が終わる
現在は、問題と解説冊子だけの資料販売に移っていて、添削も個人別成績表も付きません。
2026年度の会場や日程など、詳しい情報はTAC公式ページで確認できます。
講座の内容も気になる方は、一度、ページ上部から資料を取り寄せてみてください。
\2026年度は全国27会場で実施/
記述式の添削・個人別成績表あり
資格スクエアの行政書士模試|自宅で本試験形式の全60問

資格スクエアの公開模試は、費用を抑えて、自宅で本試験形式の問題に取り組みたい人向けです。
2026年度は税込2,750円で、本試験形式の全60問をPDFで受け取って解く形でした。
森T監修で、駒東講師による解説講義も付いています。
採点の仕組み(2026年度)
- 選択式:フォームで自動採点
- 記述式:模範解答例とキーワードを見て自己採点(講師の添削ではない)
- Zoom一斉受験(10月10日):校舎や外部会場に集まる会場受験とは別のオンライン受験
- 個人成績表:原則10月30日までに採点フォームから解答データを送った人が対象
- 得点分布:模試の申込者向けの特設ページで公開(10月14日)
Zoom一斉受験と個人成績表の期限は終わっていて、公式ページには「好評販売中」と表示されています。
販売状況は変わることがあるため、申込前に、資格スクエアの公開模試のページで最新の案内を確かめてください。
\本試験形式の全60問を自宅で演習/
選択式はフォームで自動採点
アガルートの行政書士模試|自宅演習と解説講義で振り返り

アガルートの模擬試験は、2026年度は全1回・自宅受験のみで、約6.5時間の解説講義が付いていました。
教材は、問題冊子・解説冊子・答案用紙です。
アガルートの模試で注意したい点
- 点数・順位などの成績通知はない
- 記述式の個別添削はない
- 会場受験はない
全国順位で自分の位置を確かめたい人や、記述式の答案を見てもらいたい人には、目的が合いません。
反対に、点数よりも「なぜ間違えたのか」を講義でじっくり確かめたい人なら、候補になります。
2026年度版は販売を終了していて、2027年度版は「販売時期調整中」との案内です。
アガルートの行政書士講座全体の内容や費用は、アガルートの公式サイトで確認できます。
\2026年度版は解説講義が約6.5時間/
点数・順位の通知はなし
行政書士の模試を選ぶ前に確認したいこと

4社から絞るときは、次の順番で確かめてみてください。
通える会場・日程があるか
会場受験ができるのは、2026年度の内容ではLECとTACです。
通える場所に会場があるか、日程が仕事や家庭の予定と重ならないかを、先に見ておきましょう。
私は自宅で模試を受けました。
会場の雰囲気を知らないまま本試験を迎えたので、当日はとても緊張したんです。
可能なら一度は会場受験を経験しておくと、本番の環境や時間配分を確かめられるのでおすすめです。
会場に行くのが難しいときは、自宅でも13時から16時に時間を計って解くと、本番に近い練習になりますよ。
自宅受験でも成績処理を受けられる条件
成績表を受け取る条件は、LECとTACが期限内の答案提出、資格スクエアが採点フォームからの解答データ送信(原則10月30日まで)でした。
受験日だけでなく、答案の提出締切や、LEC・TACの到着日まで確認してから申し込みましょう。
記述式は自己採点か、採点・添削付きか
記述式は、自分の答案が何点になるのかを判断しにくい分野です。
添削を重視するなら、表の「記述式の採点・添削」の行で、添削か自己採点かを先に確かめておきましょう。
今の講座に模試が含まれていないか
通信講座や予備校を受講中の人は、申し込む前に、講座に模試が含まれていないかを確認してください。
同じ内容の模試を重ねて買う無駄を、防げます。
講座に含まれる模試・演習の例
- TAC:2026年合格目標の一部の講座に、全国公開模試が含まれる(TAC公式ページより)
- 資格スクエア:2026年度合格版の森T講座の受講生には、カリキュラムに合わせて同じ公開模試が無料で提供される(資格スクエア公式ページより)
- クレアール:本試験形式の問題演習(解きまくり総合答練)2回と公開模擬試験1回が付属。提出すれば総合成績表や記述式の添削も受けられる(クレアールへの問い合わせ回答より)
含まれる内容はコースや年度で変わるため、受講中の講座の案内で確かめてください。
模試は2回受けるのがおすすめ
模試は、時期をずらして2回受けるのがおすすめです。
1回目は思ったより点が取れず、打ちのめされてしまう人も少なくありません。
でも、1回目で見えた弱点を復習してから2回目を受けると、点数の伸びを実感しやすくなります。
2回受けるメリット
- 1回目で、苦手な科目や論点がはっきりする
- 2回目で、復習の成果が出ているかを確かめられる
- 2回とも時間を計って解くので、時間配分の練習になる
講座に本試験形式の演習が付いているなら、模試と合わせて2回以上、本番形式で解く機会を作れます。
ただし、全員に2回が必須というわけではないので、時間と費用に合わせて考えてみてください。
模試を受けた後は間違えた理由を振り返ろう

間違えた問題は、まず「なぜ間違えたのか」を分けると、復習のやり方が決まります。
- 知識を知らなかった → テキストの該当ページに戻り、基本事項を確認する
- 覚えていた内容を取り違えた → 似た制度や数字を並べて、違いを整理する
- 問題文を読み違えた → 「正しいもの」「誤っているもの」など、問われ方に印をつけて解き直す
- 時間が足りなかった → 解く順番と1問あたりの時間配分を見直す
復習では、正解した問題も含めて、選択肢の一つひとつについて「どこが誤りなのか」を説明できるようにしておくのがコツ。
一方、明らかに難しい問題や、多くの受験者が落とすような問題まで完璧にする必要はありません。
正解率の高い問題や、過去問でよく問われる論点を優先してマスターし、2回目の模試で身についたかを確かめてみてください。
解説を読んでも分からないとき
- 受講中の講座に質問制度があれば、その範囲で確認する
- 独学の場合は、テキストや過去問の解説に戻り、同じ論点の問題を解き直す
模試のあとに何を優先して勉強するのか、残り日数ごとの勉強法と教材の選び方をまとめた記事です。
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行政書士の直前対策|残り日数別の勉強法と模試・教材
基礎の理解から学習環境を見直したい場合は、行政書士予備校おすすめ8選|タイプ別の一覧表【2027】で、講座ごとの模試やサポートの有無を比べられます。
行政書士の模試でよくある質問

独学でも模試だけ申し込める?
4社とも、2026年度は模試だけを単体で購入する形が用意されていました。
TACは、模試のみの申込なら入会金がかかりません。
講座の内容も気になる方は、一度、公式ページ上部から資料を取り寄せてみてください。
\模試のみなら入会金は不要/
会場受験・自宅受験を選べた模試
会場受験と自宅受験はどう選ぶ?
本番の環境に慣れたいなら会場受験、移動の負担を減らしたいなら自宅受験が向いています。
くわしい考え方は、前の「通える会場・日程があるか」を参考にしてください。
記述式は採点してもらえる?
LECとTACは、期限内に答案を提出すれば添削してもらえます。
資格スクエアは自己採点で、アガルートは個別添削がありません。
私はクレアールの通信講座で、行政書士試験の勉強をしました。
クレアールでは、講座に付く公開模擬試験は1回で、答案を提出すると記述式の添削や総合成績表も受けられます。
講座に含まれる模試や記述式のサポートが気になる方は、クレアールもチェックしてみてください。
市販の予想模試との違いは?
市販の予想問題集は、好きな時間に何度でも解き直せるのが強みです。
予備校の模試は、会場の緊張感の中で解いたり、ほかの受験者の中での成績を確かめたりできる点で、役割が違います。
使い分けのくわしい説明は、行政書士の模試は受ける必要なし?市販模試と予備校模試の違いは?にまとめています。
行政書士の模試を比較|LEC・TACなど4社【2027】まとめ

行政書士の模試は、「会場で練習したいか」と「記述式の添削や成績表が必要か」の2つを先に決めるのが近道です。
そのうえで、費用と復習にかけられる時間も見て、無理なく続けられる模試を選んでください。
行政書士の模試の選び方
- 会場受験と全国順位を重視 → LEC
- 会場受験と記述式の添削を重視 → TAC
- 費用を抑えて自宅で演習 → 資格スクエア
- 自宅で解いて、講義で振り返る → アガルート
次は、気になる1社の公式ページで、2027年度の発表を確かめてみてください。
これまで積み重ねてきた勉強を、本番で出し切れる形にするために、自分に合う模試を上手に使っていきましょう。


